アメリカの株式相場は、一時の急激な下落から、かなり戻してきた


ダウ平均と200日移動平均
金曜日にダウ平均は、今年の安値、ちょうど一ヶ月前の2月11日から、およそ10%の上昇し、また、長期トレンドを見るために注目されている、200日移動平均線、今年初めて超えてきた。下落のトレンドが終わった兆候という見方がでている。SP500の10セクター分類ではエネルギーの6.7%上昇を筆頭に、すべてのセクターが上昇していることもプラスサイン。

ちなみに全米個人投資家協会が発表した今週のセンチメントは、今後6ヶ月にわたって株価は上昇すると見る、強気な人が、37.4%になって、先週から、5.3%上昇。ここ4ヶ月間では最高水準に達している。
今週はFOMCがあるが、利上げはないという見方でいいのか?
市場参加者が利上げの時期を予想するCME FEDWATCHによると金曜日時点で3月利上げは0パーセント、全くないという見方になっている。市場ではむしろ、FRBが当時に発表する「経済予測」が、どういう内容になるのか、そこに注目しているのだ。

ちなみにウオールストリートジャーナルの最新の月間エコノミスト調査では、アメリカが景気後退に陥ると見る人は、20%、5人に1人。また、景気が下向きのトレンドにあると見ている人がなんと72%を占めている。こうした状況の下、市場では、利上げは6月以降になるという見方が強くなってきている。

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