IMG_4666日本の日銀のマイナス金利導入について、アメリカ市場では、 予想外のサプライズショックという表現も使われている。

ウオールストリートジャーナルは、「国内のデフレと、世界的な景気の停滞という逆風に対抗しようという、日銀の強い決意を示している」ーとしながらも、「日銀のデフレ対策が危機に陥っていることを強調した」と冷静な解説もしている。

これによって各国の中央銀行による緩和的な政策運営への期待が高まったことは確かで、世界的に、金曜日に株価は大きく上昇した。

しかし、一方こちらでは、
中長期的にアメリカにはマイナス影響をもたらす
という声も少なくない。
つまり 1)世界の経済が停滞している中、各国が通貨の切り下げ競争をすれば、パイが限られているだけに、「シェアの奪い合いなる」ーという点が一つ。

2)また、日銀に追随して、次はECB、ヨーロッパ中央銀行も、より緩和的な政策を打ち出すことは間違いなく、ドル高にさらに触れる可能性があることもあげられる。

つまり、アメリカFRBとしても、これまでの想定通り、この状況下で、継続して利上げをしていくことは、非常に難しい展開になったと言える。

さらに問題は、足元のアメリカの景気も不確実な要素が出てきているという事実だ。

金曜日に発表された10~12月期のアメリカのGDP速報値は前期比年率で、0.7%増、その前の7-9月期の2%から大幅減速。新興国の景気減速とドル高の影響で、輸出が前期比年率2.5%減と3四半期ぶりにマイナスに。また、原油安によってエネルギー関連投資が大幅に減ったことから、民間設備投資が1.8%減と2012年7~9月期以来、約3年ぶりのマイナスになったことが響いた。

また、直近でも、ニューヨークや首都ワシントンで記録的な大雪が降ったことから、1~3月期もGDPの伸び率が低迷する可能性が出てきた。

こうした不透明要素拡大で、FRBの今後のかじ取りは、ますます、難しくなり、イエレン議長もさすがに頭を抱えているかもしれないー。



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